2007年11月18日

ジャーナリストの死をめぐって

今日は丸木美術館で主催されている

日本の報道写真家たち

ー世界の戦場からー 2007.11.4~12.15

この企画のトークイベントでフリービデオジャーナリストの

綿井健陽(わたいたけはる)さんのお話を、たっぷりの

映像を交えてうかがうことができました。

綿井さんは1971年生まれ36才ってことですよね、若いけど凄い人です!

お話の内容はまさしくタイトルにあるように、世界中ジャーナリストが

戦争報道の最中に意図的に殺害されているという事実を伝えるものでした。

戦闘の巻き添えだとか、事故などではなく、真実の流失をおそれる各国の

政府軍や政治グループによって殺害されることが多く、兵士たちの手にかかる

事はわずか6%ぐらいだそうです。

先般の長井健司さんの命を奪った事件も地元の報道関係者のビデオが

流失したことによってミャンマー政府に殺された事がはっきりとしたわけで、

あのビデオ映像が公開されていなかったら長井さんは「流れ弾で亡くなった事故」

というふうにされていただろうとおっしゃていました。

2007年11月18日(日)NTV「ドキュメント’07」
深夜1時から
『被弾』

まさしく今夜半に、この番組が放映されますので、今私のブログを読んだ方は

是非、この番組をみてください。

綿井さんは3年くらい前に全国で上映された映画

リトルバーズ ~イラク戦火の家族たち~

というドキュメンタリー映画をつくられた方で、イラク戦争前から現地入りして

終戦後も滞在を続けて日本の報道番組に現地の様子を配信していた人です。

リトルバーズでは、テレビでは報道しなかった本当に過酷なイラクの現状や

サモアでの自衛隊を囲んだ日本の報道メディアの陳腐さを表現していました。

是非一度お話を聞きたかった方の一人です。

お話の内容の深さもさることながら、セレクトして見せてくださった番組ビデオの

内容も深くて、日頃から疑問に感じていた事や、考えていたことが明確に

理解できた感じがしました。

リトルバーズも、今はDVDになっていてTUTAYAでもレンタルできるそうなので

是非ご覧下さい。

そして機会があったら、是非直接綿井さんのお話もお聞きいただきたいと思います

何はともあれ12月15日までこの写真展が丸木美術館で開催されて

いますので、足をはこんでみてください。

2007年11月11日

復活!唐人揃い 多文化共生パレード

今日は川越へ・・・・

第3回 復活!唐人揃い -朝鮮通信使ー  

多文化共生・国際交流パレード

こんなイベントに参加してきました。

第3回とある通り、今年で3年目を迎えるこのイベントは初回より

参加を呼びかけていただいていたのですが、生憎2年間は、別の日程が

重なってこのパレードを見ることは出来ませんでしたが、今日は幸い都合が

つきましたので、友人の柴村さんと一緒に川越まで行ってきました。

写真をご覧いただければおわかりかと思いますが、このパレードはまさしく

多文化共生の願いが反映されたものになっています。

基本は江戸時代の川越祭りで町人たちが出した練り物「唐人揃い」の

再現です。

私も、詳しいことがよくわかっていなくて楽しんで帰ってきたのですが、

今日のNHK3チャンネルの「ETV特集ー朝鮮通信使・400年の真実」を

観てようやく納得!

しかも今年は記念すべき400年を迎えた年であったのかと・・・・・

そういえば歴史の授業で習ったナァ~などと感慨にふけってしまいました。

今、世はまさに韓流の時代、この機会に秀吉の時代からの日本と朝鮮の

歴史を振り返る必要があるかもしれませんね。

2007年10月01日

沖縄の声を聞く・・・

去る9月29日(土)沖縄県宜野湾市において

「教科書検定意見撤回を求める県民大会」

が開催されました。

集会規模は主催者発表では12万人、本当に凄い数の人たちがこのことに抗議

している事がわかる。

もう一つ言えば沖縄の人口は約130万人、1割近くの人が集会に参加したことになる。

そして、「教科書検定意見撤回を求める意見書」は、沖縄県内の全自治体で採択

されており、間違いなく沖縄県民の総意として、教科書の「軍隊による強制」の削除

を容認できないとして抗議している。

こうした、沖縄の動きに呼応して民主党も「教科書検定の見直し」を提案するようだ。

 これは、もちろん共産党、社民党も以前から訴えていたことで、参議院選挙の

結果 をもとに「安倍政権」のしてきた誤りが修正されていくことを望みたい。

本日の社民党の保坂展人氏の「どこどこ日記」にこの集会の詳しい報告があった

ので是非、みなさんにも一読いただきたいと思います。

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/07f8dda508894fecbad6688670c5b9f4

そして、こちらは「ジャンジャン」市民記者レポートです。

の以下のブログでは実際に集会の発言が聞く事ができます。

http://www.news.janjan.jp/government/0710/0709303201/1.php

2007年08月15日

終戦の日に思う・・・

今日もまた異常な暑さの中「終戦の日」をむかえました。

我が家の息子たちは高校野球の実況中継中に「黙祷」が入って

少し戸惑っていましたが、先日放映されていた「はだしのゲン」を

思い出したようで 「恐ろしい事があったんだよね、62年前に・・・」

「そうだよね62年前じゃお母さんも生まれてなかったからわからないよね

本当の戦争の恐ろしさは・・・」などと会話しました。

今日も各地の終戦の日の報道の中で「小泉純一郎さん」や「高市早苗さん」

「超党派46人の国会議員」の靖国参拝が報道されていました。

参議院選挙の結果に配慮したのか安倍内閣からの参拝者は高市さん

だけとのこと。

私はこの「高市早苗さん」が昔、日本の戦後責任について「私たちが

生まれる前の事」として、無責任な発言をしていたという記憶があります。

私はこういう考えの人は信用出来ないと感じていましたので、今日の参拝も

安倍内閣参拝自粛の中でのパフォーマンスにしか思えません。

ただ、少しホッとした報道は戦没者慰霊の式典での河野一郎さんの発言です。

以下報道より引用

また、河野衆議院議長は追悼の辞で、戦後の日本について、「海外での

武力行使を自ら禁じた『日本国憲法』に象徴される新しいレジームを選択して

今日まで歩んで参りました」と述べ、安倍総理が唱える「戦後レジームからの

脱却」路線をけん制するかのような異例の発言を行いました。(15日15:48)

 

安倍内閣の暴走国会運営のおかげですでに「国民投票法案」が成立しています

早ければ3年後に改憲の提案がされ国民投票法が運用されることになります。

「国民投票」すべてを否定するものではありませんが、こうした重要なことを

議論も尽くさずに強行採決で成立させた安倍政権下では大切な「平和憲法」

をいじらせたくありません。

戦争を知らないことは本当に幸せなことなのだとわからない人たちが、安易に

戦後レジームからの脱却などと言っているのだと思います。

 

2007年08月09日

平和を創る

今日長崎は原爆投下から62年目の「原爆の日」を迎えました。

6日の広島での式典の様子や、被爆被害の報道に触れる度に認識をあらたに

するのですが、こうしたことは常に繰り返しインプットしていかないと、人の記憶の

中で風化されてしまうようにおもいます。

特に戦後生れの私たちは実際に戦争を体験していなかったのですから、平和に

対する意識付けにはそれなりの努力が必要だと思っています。

6日の広島市長の秋葉忠利さんと今日の長崎市長の田上富久さんの

メッセージが素晴らしくて、こころに強く残ったので是非ご紹介したいと思います。

「唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙虚に被爆の実相と被爆者の

哲学を学び、それを世界に広める責任があります。世界に誇るべき平和憲法を

あるがままに遵守し、米国の時代遅れで誤った政策には、はっきり

『ノー』というべきです」(広島市、秋葉忠利 市長)

「被爆国の我が国においてさえも原爆投下への誤った認識や、核兵器保有の

可能性が語られる中、非核三原則を国是とするだけではなく、その法制化こそが

必要です」(長崎市 田上富久 市長)

8月7日に生活クラブの平和委員会主催の平和見学会に参加してきました。

見学場所は二つ「吉見百穴」と「丸木美術館」です

まずは吉見百穴から・・・

元々は古代の横穴古墳である吉見百穴ですが、戦争末期に強制連行された朝鮮人たち

の手によって突貫工事で地下の軍需工場が作られました。

友好のしるしにと植樹された「むくげの花」が本当に綺麗に咲いていました。

右はその突貫工事であけられた地下壕です。左は天井部分のツルハシでの作業のあと。

説明をしてくださったのは、大宮北高校の江藤先生とアジア文化研究会の生徒さんたち

そして、丸木美術館・・・

左は今は主のいない丸木夫妻の自宅。右は美術館前の素晴らしい景色です。

 原爆投下の直後に広島に着いた丸木夫妻は平和への想いを描き続けることに・・・

辛くていたたまれない想いになるのですが、目をそらしてはいけないと、絵が訴えて

いるような気持ちになってきます。

丸木美術館は、冷房もなければ暖房もなく本当に素朴なたたずまいの中で静かに

平和への祈りを続けているような美術館です。

近年では経営の危機が報道されていますが、決してなくしていいところではないと

心からおもいました。皆さんも是非訪れてみてください。

私は旧上福岡市だったころ長い間「愛と平和のスリーデーフェスティバル」の

実行委員として活動していました。

当時の実行委員長であったYさんが「平和は守るだけじゃなくて、みんなで努力

して創っていくものなんだよね」とおっしゃたことばを大切にしています。

積極的に平和の大切さを考えたり、見たり、聞いたりすることを、またこの町で

やっていきたいと、思います。