財政についてまことしやかに論ずる事は、予算議会初体験の私には、
まだまだ難しいと思いますので、出来るだけわかりやすい数値的な
御報告をさせていただきたいと思います。
ふじみ野市「平成20年度予算の概要」は以下のようになります。
(平成19年度との比較で見て下さい)
平成20年度 平成19年度
一般会計 293億668万円 290億9,769万円
特別会計 189億9,660万円 215億785万8千円
経常収支比率 103.8% 104.4%
公債費率 9.6% 8.8%
大枠は上記の数字になりますが、平成19年度予算と比較しても大きな変化を
認めることは困難かと思います。
では、平成20年度はどういった特徴があるでしょうか・・・
・ 後期高齢医療事業特別会計を新たに新設したことにより、一般会計からの
繰り入れ{援助)が28億3,019万8千円になり、一般会計を圧迫しています。
・ 「扶助費」は、生活保護法や児童福祉法、障害者自立支援法などに基づいて
支出される経費ですが、総額で48億3千万円となっています。
(19年度当初 42億3千万 ・ 18年度当初 38億3千5百万)
もちろん、特徴を上記2点に集約されるものではありませんが、この3年間でほぼ
10億円の扶助費の増大は的確な分析や、対策が必要でしょう。
しかし、扶助費に限らず、全国の地方自治体のすべていえることは、地方分権化
の推進に伴って地方の財政負担は確実に増えているということです。
簡単に言えば「苦しいのはふじみ野市だけではない」いうことです。
さて、次にとなりの市である富士見市との比較から見ていきましょう・・・
富士見市は立地条件、人口など、かなり近い条件にあることから、
よく当市と比較をします。
比較して突出して当市の費用額が多いのが「物件費」で、約10億円の差があります。
これは、各種事業(イベントなど)に対する費用や、パート就業に対する賃金
などです。
今だ、一本化されていない事業費の見直しが必要です。
扶助費の差額は約5億円、清掃費で約3億円といずれもが、ふじみ野市のほうが
費用額は多くなっています。
そして、経常収支比率ですが、当初予算でふじみ野市103.8%に対して
富士見市は94.5%となっています。
この経常収支比率という数字ですが地方自治体の財政状況を考えたときに
最も大切な数値と言われています。
健全財政は80%前後と言われておりますが、まさしく当初予算とはいえ、
100%を越えているふじみ野市が危機的であることは間違いありません。
当初予算では、歳入は少なめに、歳出は多めに見積もられているわけですが、
この103.8%を決算時にどこまで下げられるかが、当然問われるわけです。
さて、この経常収支比率ですが、過去にさかのぼると、平成11年度の上福岡市が
決算時で81.4% 大井町が決算時87.4%となっていました。
これが、合併時の平成16年度になると、上福岡で95.9%・大井町で93.3%
そして、合併後の初年度である、平成17年度にはショキングに報道された、
99.7% そして、平成18年度には95.6%と、約4ポイント回復しました。
当市の財政規模から考えると、1ポイント減少するためには、1億5千万円の
節約が必要です。
予算の可決はしたものの、予算の執行にあたって出来る限りの節約が求め
られるのは必然のことであり、補正予算の審議は、私たちの重要な仕事で
あることを再認しました。
ふじみ野市HPにある予算概要をお読みになりたい方は以下にクリックしてください
http://www.city.fujimino.saitama.jp/others/osirase/pdf/20yosangaiyou.pdf