2007年12月09日

政治的意志

昨日12月8日(日)の午後から私たちが所属する

男女共同参画をすすめる市民の会・教育部会の講演会

「HIVは誰にでも降る雨の一粒」という講演会が行われました。

講師の池上千寿子さんは長年エイズ感染予防に取り組んで

きた方です。

その池上さんの講演中に2回放たれた印象的な言葉が

「政治的意志」(Political will)という言葉です。

アメリカでエイズが蔓延してしまったまった最もおおきな原因は

HIVウィルスの感染にたいする誤解と偏見であり、簡単に言えば

HIV感染する人は特別な性的志向を持つ人たちであるとか、

金銭を介した性関係を日常的に持つ人たちであるとか、まさしく

そうした誤解と偏見を覆すべき「政治的意志」が働かなかったと

いうことなのです。

元々セクシャリティに関するご研究がしたくてハワイ大学に入学して

ハワイで同世代の日本人男性のエイズ発症に立ち会ったことから

今日の活動に至っているという池上さんの言葉は坦々としては

いましたが、私たちの胸を深く打ちました。

日本でもHIV感染を知る人の3分の1がエイズを発症してからとのこと・・・

HIVに感染していることも知らずに日常の暮らしを送っている人や、

大切なパートナーに感染させてしまっている人も大勢いるということです。

性の教育などに対して否定的な攻撃の多い政治の現状を思うと

まさしく「政治的意志」を持つ人たちの力が必要な時だと思います。

 

 

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